目次
ハイポニキウムが伸びない理由
ハイポニキウムはなぜあるのか
そもそも、ハイポニキウムとは、いったい何を指しているのでしょうか?
ハイポニキウムは、写真で見ていただくとわかりやすいのですが、爪の下にある薄い皮のことです。
ハイポニキウムの役割は、爪と爪の下のお肉の間から異物が入るのを防いでいます。
では、この爪の裏側にある地味~~な皮がなぜ話題に上るのでしょうか?
ハイポニキウムは、爪の見た目にとてもに関係していて、ハイポニキウムが長いと、ネイルベッドが長く見えるということがあります。
ネイルベッドというのは、爪の生え際~爪が肉から離れる部分まで、爪とお肉がくっついている部分ですね。
ネイルベッドは、ある程度、その人の持って生まれたもので、長い人もいれば、短い人もいます。
ネイルベッドが長い方が、爪が大きく長く見えますよね。
そのため「ハイポニキウムを伸ばしたい」と思っている方がいらっしゃるんですね。
私が、ネイリストになろうと思って学校に通ったりしてから、ハイポニキウムがとても伸びていたことがありました。
今現在は、それほど長くありません。
ということは、何かが原因で、伸びたりすることもあるっていうことです。
それは何なのか考えてみることにしましょう。
ハイポニキウムがすごく伸びていた時期のこと
私は、一時期、ハイポニキウムがものすごく伸びていた時期がありました。
その、ハイポニキウムがとても伸びていた時期に、あきらかに今よりも多くしていたことがあります。
それは、”ネイルケア”です。
ネイルケアといっても、ジェルを付けるときに簡単にするようなものではなくて、ウォーターケア、つまり、水を使ったフルコースのケアです。
ネイルケアは、簡単に言うと、お湯に手を付け、甘皮やルーススキンを柔らかくして、処理をすること。
そして、オイルなどで保湿することです。
もし、どうしても自爪を綺麗にしたいと思っている方がいたら、ジェルをやるより、ネイルケアをコツコツとやる方がいいです。
すごく頑張りたいなら1週間に1度。
でも、1ヶ月に1度でもいいのでやって、1年くらいすれば、自分でも惚れ惚れするような爪に変わっていると思います。
ハイポニキウムはなぜケアで伸びるのか
では、ネイルケアをしていると、なぜハイポニキウムが伸びていくのでしょうか?
爪を切りすぎない
一つは、爪を短く切りすぎないという理由があります。
爪は、短く切っていると、自然とハイポニキウムが短くなっていきます。
ハイポニキウムを伸ばすためには、爪切りを使わずに、こまめにエメリーボードを使って削ることが大事です。
ハイポニキウムから少し爪を残すように、爪の長さを保っていくことで、下のハイポニキウムが短くなっていくのを防ぎます。
ハイポニキウムケアには保湿が大事
また、ハイポニキウムの成長には、保湿がかなり重要なようです。
私は、もう何年も爪はファイルで削っていますが、ハイポニキウムはあまり伸びていません。
その理由としては、あまり保湿ケアができてないからだと思います。
保湿ケアのためにも、ネイルケアは重要です。
伸びやすい指とそうでない指がある?!
今までの経験から言うと、ハイポニキウムが伸びやすい指と全く伸びない指があります。
伸びやすいのは人差し指や親指です。
全く伸びたことがないのが薬指です。
薬指は、他の爪のハイポニキウムが伸びていたときでも、ほとんど伸びていませんでした。
そう考えると、良く使う指は伸びやすいということが言えるかもしれません。
また、薬指は他の指よりも巻き(カーブ)が強いので、そのことも少しは関係あるのかもしれませんね。
セルフネイルのやり方
自分でセルフケアをするときには、どの程度のことをやればいいのでしょうか?
簡単にできるウォーターケアのやり方を、軽くご説明しますね♪
用意するのは、エメリーボードとボウル、ガーゼの3つです。
もちろん、本格的にやろうと思えば、もっともっと道具はいろいろ必要ですが、とりあえずこの3つくらいなら誰でも揃えられると思います。
自爪の削り方
エメリーボードというのは、自爪を削るものです。
”ファイル”などとも呼ばれていますが、自爪用のは、やすりの目が細かいんです。
ファイルは、基本的には、ジェルやスカルプなどの人工爪に使います。
爪にエメリーボードを当てる角度はだいたい45°くらいです。
(右利きの場合)左から右に動かして削ってみましょう。
左右にガシガシと短く動かすやり方は、一見、すごく削れそうな感じがします。
ですが、この方法だと、なかなか思うように削ることができません。
左から右へ(もしくは、右から左へ)、一方方向に動かす方が、よく削れます。
この時ファイルを長く使って、削るのがコツです。
爪に当てている時間を長くするということですね。
このやり方は、最初は、エメリーボードが外れてしまってうまく削れないと思いますが、速く削ることができます。
むしろ、削りすぎに中止しなければならないくらいです。
爪切りは爪のためには使わない方がいいようですよ。
爪に衝撃が加わって、二枚爪になったりすることもあります。
爪がとても長い場合は、少しだけ爪切りで切り、その後、ファイルで削っていきます。
1週間に1度くらい削るなら、それほど時間をかけずに整えることができますよ。
甘皮の処理
爪の長さを整えたら、ボウルにぬるま湯を入れます。
お風呂くらいの温度がいいと思います。
冷たいと、なかなか甘皮が柔らかくなりません。
お湯に浸けて、皮膚が柔らかくなってきたら、ガーゼを、ケアする指の反対の親指に巻きつけます。
ガーゼを水で濡らしたら、ゆっくり優しく甘皮を押します。
指の付け根の方に向けてグイグイ押すのではなく、ネイルベッドの上を円を描くようにして、少しずつ甘皮を押します。
甘皮のキワに、とても薄い皮があり、これは、水に浸けると柔らかくなって、ガーゼで擦ると取れてきます。
これを取ると、根元の部分も綺麗に塗ることができますし、マニキュアのもちもよくなります。
指先をボウルに漬ける時に、甘皮部分を柔らかくするようなものを使えば、さらに綺麗になります。
甘皮を柔らかくするのものは、「キューティクルリムーバー」といいます。
これで簡単なセルフケアは終わりになります。
ハイポニキウムを伸ばしたくない人もいる?!
では、ハイポニキウムが現状伸びていて、短くしたい。
という人もいますが、どんな人かというと、エクステンションをしている人です。
エクステンションとは、ネイルのフリーエッジ(ネイルベッドから爪が離れている部分)を人工的に作ることです。
爪を伸ばせば誰でもフリーエッジが長くなりますが、ネイルサロンでフリーエッジを作るという技術があります。
サロンで爪を長く作りたい理由
- 自爪だと割れたり折れたりして、全部が同じ長さに揃うことがない
- もしくは爪が柔らかくて伸ばせない
- 形が綺麗じゃないなど
エクステンションを付けるときは、自爪のフリーエッジの部分をギリギリまで短く切ります。
人口の爪を付けるとき、ネイルベッドからできるだけ離れない方が、付けた時に美しく見えます。
とくにフレンチを付けるときは、爪が伸びてくると境目が見えてしまいます。
ハイポニキウムが長いと、その分、ネイルベッドと人工爪の境目が空いてしまいますよね。
また、ハイポニキウムは、綺麗なアーチ状になっていることはほとんどないです。
そのようなことから、ハイポニキウムを伸ばしたくないという人もいます。
ハイポニキウムを伸ばさない方法
今まで、ハイポニキウムを伸ばすためにいろいろ考えたので、コレと逆のことをやるといいのかもしれません。
ウォーターケアはなるべく行わず、保湿もしない。
あまり、大切にしないと、伸びないということになるのかもしれません。
また、ハイポニキウムを短くするために、お湯などに漬けて柔らかくして、ネイル用のスティックなどで押すという方法もあります。
でも、これは痛いです!無理してやらないほうがいいです(>_<)
まとめ
ハイポニキウムを伸ばしたい人がやること
- ネイルケアをできるだけやって保湿する
- 爪はファイルで優しく削る
- 爪を短く切りすぎない
ハイポニキウムを伸ばしたくない人がやること
- 保湿ケアなどは控える
- お湯に漬けて皮膚を柔らかくしてネイル用のスティックでごく優しく押す
ハイポニキウムは雑菌などの侵入を防ぐために必要でそこにあるものです。
無理をして傷をつけてしまったりしては、美容どころではなくなります。
自信がない人は無理をせず、プロに任せてくださいね。
美爪も、短時間でなれるものではありませんので、優しく少しずつ、コツコツとケアすることが大事です♪
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