ラベンダーによく似た”ラバンジン”というお花があります。
私はラベンダー好きなのですが、ラベンダーよりも、実は心の中ではラバンジンの方を愛しています
ラバンジンもラベンダーの仲間で、姿はよく似ているのですが、ラベンダーよりも色が薄く、花の部分もシュッとしているので、咲いているのを見た時は、なんとなく物足りなさを感じる方も多いかもしれません。
良く見る紫色がキレイなラベンダーは真正ラベンダーといいます。
真正ラベンダーよりも背が高く、低地を好むスパイクラベンダーというのもあります。
真正ラベンダーと比べると、少し色が淡いので、見ると違いがわかります。
この2種が自然に交配してできたのがラバンジンです。
この、見た目がかなり特徴的なラバンジンですが、とても気に入ってしまい、ずっと昔に株を買ったことがありました。
ラバンジンはラベンダーよりも野性的で、株もものすごく大きくなり、花もたくさん咲きました。
なぜこんなにラバンジンのことが気に入ったかというと、香りがとても強いからなんです。
ラベンダーは、葉や茎をちぎると、強い香りがあります。
ですが、咲いている花に、鼻を近づけても、それほど香らないものもあります。
でも、ラバンジンは咲いている花に鼻を近づけてもすぐにわかるくらいの強い香りがあります。
家にあったラバンジンの株は、モンスターのように大きくなり、古くなったこともあり、処分してしまいました。
ですが、このラバンジンの花の部分はいまだに取ってあって、大事に保管してあります。
もう10年以上経つのですが、驚いたことに、まだ強烈な香りがしています。(特に密封して保管はしてません)
先日、塩を使ったアイピローを作る際に、香りづけのため、このラバンジンを少量使いました。
そのくらい、香りの持続力があるのがラバンジンなんです。
最初、ラバンジンは、生命力が強いので原種なのかと思っていました。
でも、自然に交配してできたものなので、より環境に強い品種になっているのかもしれません。
ラバンジンの香りは、ラベンダーよりも青臭いというような感じで書いてありますが、個人的にはラベンダーの香りをハッキリとさせたような感じがします。
もちろん好みがあるのですが、どこか甘い匂いが残る一般的なラベンダーよりもスッキリした香りで、ラバンジンの方が一般向けなのではと思います。
ラベンダーは花ではなく低木です。
なので、少しウッディな感じを想像させるラバンジンの方が合っているような気がするのかもです。
ラバンジンの効能としては、鎮痛作用、皮膚への効能としてはニキビ跡や、やけどなどの肌の治癒に効果があります。